きみの声を聞かせて




このことはジェスチャーで伝えられることじゃないしな。



でも……翔矢くんはこの間、何にも言ってないのに、わたしのプレーを見ただけで手を抜いたことに気付いた。



だったら……



わざわざ伝えに行かなくたって、きっと今日のわたしのプレーを見たら真剣にやってることを気付いてくれる。



見ててよね!今日のわたしは違うんだからーーー。



「小林さん!先生来たからちょっと来てー!」



わたしは部長さんに呼ばれて小走りで走っていった。



「先生、この間一度だけ先生がいない時に仮入部に来てもらった小林夏帆さんです」