きみの声を聞かせて




えっ?えっ?渚くん?



辺りを探していると、渚くんは体育館のドアの前にいて手を振ると中に入ってしまった。



本当に行っちゃうの?!



「ちょっとみんな!そこで何してんの?って小林さん!」



とちょうど体育館から出てきたのは部長さん。



わたしは部長さんにペコリと小さく頭を下げる。



「おはよう!小林さんって今日用事ある?」



いきなり聞いてきた部長さんは妙ににこにこしている。



用事?わたしは学校以外に行くところなんて、病院くらいだけど、この間行ったからまだ行く必要ないしな。



お母さんに早く帰って来るようにも言われてないし、わたしはフルフルと首を横に振った。