きみの声を聞かせて




学校の門を通って、昇降口に向かって歩いていると



近くにある体育館からバスケ部の声が聞こえてきた。



「ラスト一周!みんなでレイアップシュートミスなしが目標ね!」



「「はい!」」



部長さんの指示が出ると、みんなは一斉にボールを床にダンッダンッと音をさせながら自分の番を待っていた。



入るたびに「1本~2本~」とカウントされながら、ボールはどんどんゴールの中に入って行く。



そして一瞬見たら教室に行くはずだったのにわたしはその場に立ち尽くしたまま見入ってしまった。



すごいな。部長の一声でミスなく全部シュートが決まってる。