「立夏ー! 美術室一緒に行こう!」 話しかけてきたのは悠太じゃなく滝川だった。 「えっ……でも私……藤野君と――」 「藤野? 誰それ? まあいいや、早く行こー!」 私は滝川に腕をつかまれ、美術室に向かった。……悠太ごめんね……