そんな素っ気ない返事をしながらも、蓮はいちご飴屋さんの前に行ってくれた。 いちご飴を持ったまま、なんとか人混みを歩く。 そしてバナナチョコを2本購入。 「ねぇ蓮、向こう側で花火見ない?」 花火大会は河川敷で行われるため、橋を渡った所でも見ることができる。 人も少ないし、美希にも連絡したし、あたし達は移動することにした。