結局俺は素直に『タオル使えよ』なんて言えず、黒髪女の顔にタオルを押し付けた。 何がなんだかわかんなくて、慌ててる黒髪女を見てると、笑えてくる。 あと8センチ。 黒髪女の耳元でささやいた。 何こいつ。 照れてんの? へぇ… こんな顔もするんだ? その時、体育館から1人の男が走ってきた。 黒髪女を呼びに来たらしい。 …誰だコイツ?