反抗する力もなく、ベットに寝かされたあたし。 「…ごめん」 布団で顔を隠しながらお礼を言う。 あたしの今の顔は多分、ありえないほどに赤い。 恥ずかしくて蓮の顔なんか見れないよ…! 「お前何しようとしてたんだよ」 へ? 布団から少しだけ顔を出すと、不機嫌な蓮の顔があった。 「何って…薬を取りに行こうとして…」 「ったく…俺が取って来るから場所教えろ」 ドキッ… 薬のある場所を教えると、蓮はキッチンへと行った。