奥に行くと、そこにいたのは… 「…夏帆」 そう、隣の家の黒髪女。 あれ? なんで今名前で呼んだんだ? しかも泣いてる… 「おい…お前…」 周りは俺を冷たいとか色々言うけど、涙には弱い。 こいつの顔を見るとムカつくはずなのに、俺は黒髪女を抱きしめていた。 さらに手も繋いだ。 なにやってんだ…俺… どうした? この感覚は何?