私は捕まってしまったのだ。



どうしようもない女なのだ。







「えぇー?ちょっとくらい、平気でしょ?」


「で、でも・・・」


「愛してるのに・・・」



彼が、熱っぽい目でを見る。

うるんだような、熱っぽい、魅惑的な目。





彼は、まるで作り物のように、綺麗な顔をしている。


その瞳は、綺麗な漆黒で、抗いがたいほど、妖艶だ。






「俺は、みなのこと、愛してるよ?

誰よりも、愛してる。大好き。

みなは違うの?俺、みながいないとダメなんだよ・・・。

な?ちょっとくらい、いーでしょ?」




漆黒の瞳が、真っ直ぐに向けられる。








いつも。