「おーい!何してんのさ三人共」

「早くしないと、秋人君にケーキ食べられますよ」

「おっと!いっけね」

紅城君は、夢たちの元へと走っていく、その時紅城君は、そっと囁いた。

「あいつに渡す気ないから、覚悟していおいてね」

「え?」

なんて言ったのか聞き取れなかったけど、この後私は、嫌でもその意味を知ることになる。でもそれはまた別のお話。

「まだケーキ残ってるよな」

「どうかな〜」

夢たちは、先に中へと入っていく。

(はぁ、残念だったな。もしかしたら、瞬介君の言いたかったこと聞けたかもしれないのに)

「やっぱ、あいつに渡したくないわ」

瞬介君が、小さくに何かを呟いた。

「瞬介君?」

「ここは、先に行動を取っておくべきか」

瞬介君は、私の目の前にくると言った。