(そっか、瞬介君の誕生日プレゼント、楽しみにしてたんだけどな)

ちょっと期待していたけど、明日貰えるならそれでいっか。

「仕方ないか、それじゃぁ今夜は飲み明かすぞー!」

「「「おぉー!!!」」」

秋人君たちが盛り上がる中、瞬介君は一人部屋を出て行った。

「瞬介君?」

私は、その後を追った。

瞬介君は、外に出て星を見ていた。

「瞬介君、どうしたの?」

「千花」

「皆の所に戻らないの?」

「うん……」

私は、瞬介君の隣に立って星空を見上げた。

そして、少しの沈黙感が流れて瞬介君が話しだした。

「俺さ……」

「ん?」