いきなり切られた……。

もう何なの!瞬介君の方から電話かけておいて、直に切るだなんて。

「でも…」

瞬介君のさっきの声からは、嬉しいという気持ちが伝わって来なかった。

「本当に戻れたんだ」

もう一度自分の体を見る。

嬉しい気持ちが込み上げてきた。でも……。

「でも…。寂しい」

私は、部屋の天井を見上げてそう呟いた。

もちろん、嬉しい気持ちもあるが、寂しいという気持ちもある。

本当に、この三日間は大変なことばかりで、嫌なこともあったけど、彼のことを…瞬介君の事を沢山知れることができた。

だから、これこらも瞬介君と普通に話せるのか、もしかしたら、もう話してくれないのかもしれない。