そして、事件が起きて四日が立った日の朝。

「ん〜」

いつものように、目を覚ました私は直ぐに違和感を覚えた。

「目線が低い?」

体のあちこちを触ってみる。

「え!え!?」

鏡に自分自身を写しだし、歓声をあげた。

「も、戻ってる!!」

すると今度は、携帯が鳴った。

「瞬介君からだ!……はい」

『はよ!』

「お、おはようございます」

そういえば、瞬介君と電話するのって初めてだよね。

『見たか?俺達の体元に戻ってるぞ!』

「うん!今見たよ!!良かったね戻れて」

『…あぁ、そうだな』

「瞬介君?」

『…いや、何でもない。じゃぁまた後でな』

「え!瞬介君ちょっとまブチッ!!」