「何だ………、これは……」

瞬介君は、プルプルと震えていた。

「いやぁ、とても良かったよ二人共」

「何処がだ!このCM絶対使うなよ!使うなら最初のにしてくれ!」

でも、代役として出ろって言ったの瞬介君だよ。

「良かったわよ千花!これで一歩モデルとして近づいたわね」

「何処がだ…」

「あはは……」

小さく愚痴をこぼす瞬介君。

「あ!そうだわ千花、この後お母さんねラジオ収録があってね、それにも出てみない?」

「え?!」

ラジオ収録って、お母さんがよく出るあのラジオに私が!

「となると時間が余り無いわね、急いで来てね」

お母さんは、先にスタジオを出て行った。

「おいおい、ラジオ収録なんてやら「行くよ瞬介君!」」

「ちょ!千花!!」

「すみません!今日はありがとうございますました」

お礼を言いスタジオから出る。