三日で始まる恋

「そうかそうか」

監督さんは、私の所に来て言う。

「そういうことなら大歓迎だよ。それに、よく見れば君凄くかっこいいし」

「あ!やっぱり監督さんも分かりますか」

お母さんは、嬉しそうに笑うけど、全然嬉しくないんですけど!

それに、瞬介君は将来お父さんみたいな教師になりたいって。

「それじゃぁちょっと、読者モデルとして一枚撮ってみるか」

「ええ!!」

そ、それは流石に瞬介君は嫌なのでは?

チラッと瞬介君の方を見ると。

「俺は、別に構わない」

という表情をしているんですけど……。

「それいいですね!」

周りの人たちが、次々と賛成していく。

もちろん、私のお母さんも。