三日で始まる恋

「あ、あらあら!何てイケメンなのかしら!」

やっぱり、お母さんもそれ言いますか。

「まさか、千花に彼氏さんが居るなんて思ってもいなかったわ」

そうですよね、私昔から人見知りだったから。

「お、お母さん……」

瞬介君は、呆れた目でお母さんを見ている。

「千花!良くやったじゃない!こんなイケメンの男の子が彼氏だなんて、絶対手放しちゃ駄目よ」

そ、それはきっと駄目だと思う。だって、本当の恋人じゃないし……。

「…分かっていますお母さん、私はこの人以外好きになる人なんて居ないと思うから、手放すなんて事しません」

「……は?!」

今瞬介君なんて言ったの?!

私の聞き間違いじゃなければ……。