三日で始まる恋

「ここか?」

「うん、入ったときは失礼します。今日は、宜しくお願いしますって言うの」

「そんな事まで言うのかよ」

はは…、流石瞬介君言いますね。

「失礼します、関崎千花です。今日は、宜しくお願いします」

と言うと、周りの人たちが。

「お!来た来た」

「今日は、宜しくね千花ちゃん」

「さぁ、ビシバシ撮っていくぞ」

カメラマンの人たちや、照明担当の人たちが、次々と挨拶をしてくれる。

「こういう時は、はいお願いします」

「お前…、慣れてんな。……は、はい。お願いします」

笑顔で言う瞬介君を見た皆の周りに、萌の花が出てきた。

「…きしょ!」

ボソッと呟く瞬介君。