三日で始まる恋

「お姉ちゃん!今のは嘘です!その人は、私の彼氏です!」

(ぇぇぇぇぇぇ!!!!)

「…………」

「…………」

ま、待ってよ!か、彼氏って!瞬介君何でそんなことを?

「何だつまんないの」

お姉ちゃんは、溜め息をつくと私から離れた。

「早く言いなさいよね、でなかったから私が取っていたのに」

お姉ちゃん、まさか本気だったの?

「千花様、お車の用意が出来ました」

「ナイスタイミングね、ほら行きなさいよ」

「は、はい」

瞬介君は、顔を赤くしながら先に車に乗り込む。

「あんた、名前は?」

「日向瞬介です」

「瞬介ね、覚えておくわ」