【千花】

私達の体が入れ替わって、三日がたった朝。

「よし!」

私は、初めて五時頃に目を覚ました。

「良かった〜、目覚まし五回もかけて」

携帯のアラームで、五時前に五回鳴るようにセットしておいたのだ。

「こんなもんかな?」

私は、瞬介君の部屋のタンスから服を取り出した。

ワイシャツを着て、その上に黒のチョッキ、普通のジーンズをはいた。

「男の子の服って初めて」

たまには、男の子の服装も良いかもしれない。

マンションを出た私は、そのまま私の家へと向かう。