瞬介君の住んでる部屋が綺麗なのは、きっといつでもお母さんが帰って来れるように綺麗にしてるんだ。

「別に、親父や母さんを恨んでる訳じゃないけど、俺は俺の道を選んで今ここに居る」

「私……応援するから!瞬介君の夢を!!」

「ありがとな!俺もお前の夢を応援するから」

瞬介君は、私の方へと手を差し出した。

私は、その手を握り互いに笑いあった。

「なぁ、千花」

「…なに?」

「もしさ…元の体に戻れなかったら、このまま結婚するか?」

「………えぇ!!結婚!!!!」

ちょちょ、ちょっと待って!今瞬介君、結婚とか言いませんでしたか!!

「……わりぃ、今のは冗談」

「…そ、そうだよね」