三日で始まる恋

「……そうなんだ。私は、お母さんと同じモデルになりたいの」

「…モデルに!!!」

「うん。私のお母さんとお父さん、今は別居中でね、お母さんは帰って来ないの。だけど、私はお母さんと同じ仕事をしたいの。お母さんが夢中になるほどの仕事だから」

最後まで話し終えると、何だか凄く恥ずかしくなって来た。

「いい、今のは聞かなかった事にしておいてね!す、凄く恥ずかしいから!!」

「別に、恥ずかしくないんじゃないか?」

「え?」

「そんなに自分の夢に気持ちを持っているなら、やってみれば良いんだよ。もし駄目な時は、もう一度立ち上がればいい。それでも駄目ならもう一度」

「瞬介君?」

瞬介君の言葉に、凄くドキドキしていた。

こんな事言われたの初めてだったから。