三日で始まる恋

「じ──。珍しいね、瞬介が“笑う”だなんて」

肩が上がった。

そういえば、瞬介君って余り笑わないんだっけ?

「お、おい、変な事言うなよ。わた…俺だって笑うさ」

「へぇ~、初耳だわ」

更に夢は見てくる。その時。

「うわぁーん!千花ちゃん!!」

秋人君が、勢い良く瞬介君に飛びついた。

「あ、秋人………………君」

「大丈夫千花ちゃん!!!?手を怪我したって聞いてさ」

本当に、その噂(本当だけど)どっから出てくるんですか!!

瞬介君は、怒りを静めながら上手く対応した。

「大丈夫だよ、秋人…………君」

「本当に!本当に!!」

あっ!!瞬介君の頭に怒りマークが!!!