一緒にマンションを出て、私達はどうやってもとに戻るか話し合った。

「とにかく、バレないようにやり過ごさなきゃいけない」

「うん。そうだね」

「でも、何が原因で俺達の体が入れ替わったんだ?」

あれ?もしかして瞬介君って、学校の七不思議知らないのかな?

でも、ちょっと学校の七不思議とは違っていたけど、多分その七不思議が関係あると思うんだよね。

「そういえば、お前七不思議がどうとかって言ってたよな?」

「うん。これは夢に聞いたんだけど、私達の通う学校に七不思議があって、その一つが鏡の間の呪い」

「鏡の間の呪い?何だそれ」

やっぱり、知らないんだね。てか、全部知らなさそう。

「まぁ説明すると、私達が事故チューした場所に鏡があったでしょ?」

「あー…。言われて見ればそんなのがあったな確かに」

「で、本来ならその鏡と鏡の間でキスをした二人は、魂を抜かれて死んじゃうの」