三日で始まる恋

「とりあえず、一旦それぞれの家に帰った方がいいな」

「で、でもお風呂とかどうするの!!!!」

また瞬介君の顔が赤くなる。

「め、目隠しする。それでいいだろ?」

「目隠し!!」

「お前もしろよ。絶対に」

「う、うん」

瞬介君は、恥ずかしくなったり、照れたりすると耳まで真っ赤になるんだと思った。

「意外な一面発見」

「何か言ったか?」

「いえ別に」

直ぐにそっぽを向く。

「でも、この事は秘密だな」

「うん。音葉や夢に心配かけちゃうからね」

「アイドル女も大変だな」

アイドル女と呼ばれちょっとムッとした。