「え?何で私がそこに…?」

私を助けれくれた人も気づき、私に向かって指を指す。

「な、何で俺の体が…。何で俺の体がアイドル女に?」

「もしかして!瞬介君!!!!」

「…あぁ…」

そして、また沈黙感がただよう。

「な、何がなんだか」

周りを見ると、瞬介君の後ろに鏡があることに気づいた。

「まさか、七不思議!!!!」

サァーッと血の気が引く。

「七不思議?それはいっ!!」

立ち上がろうとした瞬介君=私の体は右手を抑えた。

「どうしたの?」

「悪い、手怪我させたみたいだな」

私の体の手首から、血が流れ出ていた。そして、私の体の近くに野球ボールが落ちていた。