「あっ!話しずらしたでしょ?……仕方ないなぁ。…わたしの彼氏は、神山 瞬だよ。知ってる?」 その名前を聞いたとき、瞬に頭をぽんぽんされた時より心臓が上がった。 うそだ、と思った。 うそだ、と思いたかった。 私の心は一瞬にして槍が刺されたようにチクチク痛くなった。 ___私の目の前は真っ暗になった___