それでも君が好き

ドクンッ

もうっ、名前も呼び捨てで読んでくれないんだね。

それに

「…っ」

嫌いだったんだ、私の事。

…瞬、全然気がつかなかったよ。

いつも優しかったから、嫌いと一ミリも思わなかった。

私は、初めて自分で言った事を、とても後悔した。

「そ、だよね。神谷さんには関係ない、よ。それに」

私は下を向いていた顔を上げて

「私もっ…嫌い、だから…っ」

うそ…ほんとは、すごくすっごく、好き。

頭の中が瞬で埋まる程、好き。

授業中勉強出来ないくらい、好き。