私のはじめてを君に。




でも、きっと頷くまで桜は納得してくれない。


「うん……わかった、でも千暁に確認してみて本当だったらね?」



そう言って、家庭科室を出た。


千暁が私のこと好きなんてありえないよ。


桜が心配するようなことは、なんにもないのに。










放課後。


「千暁~大丈夫~?」


千暁の好きなナタデココ入りのフルーツゼリーを持って千暁の部屋を訪れた。


「千暁~?寝てんの~?」


「……起きてる」


「大丈夫?」


「ん、もう全然」


「ゼリー買ってきたけど大丈夫なら私が食べるね」


「は?俺に買ってきたんだろ?食い意地張んなよ」


「いいもーん」


「太るからやめとけって」