私のはじめてを君に。



千暁に脇腹パンチ。


他愛もない話で盛り上がり、自宅に到着。


「じゃあちあ、あれ?」


千暁にバイバイと言おうとしたら先に玄関に向かってる。


「ちょっと千暁ーっ!」


「あら、千暁くんどうしたの?って、悠希…あんたなにしたの?」


インターフォンを押したのか、出てきたお母さん。


「悠希、体育祭の練習で足挫いて鼻血も出して…すいません、俺の不注意です」


ちょっとちょっと!


なんで千暁が謝って……


「なんで千暁くんが謝るのよ!どうせ悠希の不注意でしょう?」


私の不注意ではないよ!


「いや、鼻の頭も擦りむいてて…女の子の顔に傷が……」


いや、待って。


あんた誰?


「大丈夫よ!どうせすぐに治っちゃうんだから! それより千暁くん、どうしたの?そんな改まっちゃって…」