私のはじめてを君に。



てゆうか、なんでこのタイミングで帰ってくるわけ!?


「そっか、千暁がねぇ…僕も荷物を取りに帰っただけだし……千暁の彼女事情におっさんが口だしするのは違うかなって思うんだ」


「……」


「だけど、うん、嫁にもらうなら悠希ちゃんがいいなって、僕も母さんも思ってるよ」


じゃあ、またね悠希ちゃん、と手を振る千暁パパ。


私も嫁ぐなら千暁パパと千暁ママの義娘になりたいよ。


手を振り返して家に帰る。



…………はぁ。


ベッドに倒れ込み、ため息をつく。


桜と一番会いたくないとこで会っちゃったな。


誤解されちゃったらどうしよう。


桜、もう話してくれないかな。


チカチカ光る携帯。