葵さんと弥生さん姉妹も孤児だったため、3人は一緒に住み始めた。 それがこのアパートなのだという。 「本当に懐かしいわ。京は模様替えが嫌いだったから……」 そう言って弥生さんはタンスの上にある写真立てに気付いたらしく、それを立てた。 そして、ドクンドクンと嫌な鼓動がわたしを苛む。 写真立てにあったのは、車椅子に乗ったお腹が大きい弥生さんにそっくりな女性と、今よりちょっと若い京。 でも……。 着てるものは今までより確かに質素だけど、満ち足りて幸せそうな笑顔。