わたしは相良先生から逃れようと、力づくで腕を引っ張った。 「離してください! 相良先生にわたしの事なんて関係ありませんから!!」 「関係……あるだろうが」 唸るような低い声が相良先生の唇から発せられた。 その声に気を取られたわたしはあっという間に車の後部座席に押し込められた。 あまりに鮮やかな流れにポカンとしてると、ハンドタオルが何枚か頭に被せられた。 「とりあえず体を拭け。そのままだと風邪引くぞ」 相良先生の言うとおり、頭に血が上ってた間は感じなかった寒さで体が震えてきた。