体中が……痛い。 今は何時なんだろう? 薄暗がりのなかでわたしはぼんやりした意識と視線をさまよわせていた。 今ごろパーティーは始まってるだろうな。 お兄ちゃんと咲子さんの……。 ドクン、と全身が揺らいだ。 頭がガンガンと痛む。 吐き気がした。 わたしは……どうしてこんな場所で寝ているの? 自分の部屋だと言うことは、かぎ慣れた匂いやベッドカバーの肌触りなんかで判る。 いつものホッと寛げるプライベートな空間。 でも。