猛獣な俺様の溺愛




洸とバイクに乗って遅い登校時間。


授業出ないから関係ないけど。


いつもの空き教室のドアを開けると、翼早しかいなくて。


「ねぇ、翼早ー!僕の相方はー?」

「慧ならコンビニ行った。糖分不足〜とか叫びながら」

「あ、じゃあ僕も行って来る!翼早!駆琉!バイバイ♪」


忙しいヤツ……。



自然と翼早と二人っきりになった空き教室は、アイツが吸ってるタバコの匂いで充満する。


「窓開けろよ。臭い」

「お前だって、おんなじタバコ吸ってるくせに」

「俺は良いけど、翼早はヤダ」

「はははっ!なんだよ、その理由!クソみたいに自由奔放だな!」

「うるせー。俺はクソみたいに自由奔放に育てられたんだよ」


ゲラゲラ笑う翼早に窓開ける気ナシ。


仕方なく窓を開けて換気。


「駆琉」

「ん?」


名前を呼ばれて振り向けば、真面目な顔して聞かれた。


「想乃と進展あった?」

「進展?あるわけねぇだろ」

「へー………」


疑うなっての。