猛獣な俺様の溺愛




久しぶりに慧の離れに召集が掛かった。


情報掴んで来たのは咏斗らしい……。



「駆琉さん達の卒業間際にこんな事言いたくないんすけど…」


申し訳なさそうな顔で、咏斗が控えめに口を開いた。


ケンカはもうゴメンなんだけど……


「俺らを不満に思ってる族が今日潰しに来るらしいです。下っ端のヤツが俺に宣言しに来ました」

「マジかよ…。人数と場所は把握してんのか?」

「翼早さん…それが人数は把握してません。場所はウチの学校っす」

「そっか…。だってよ、どーする?駆琉」


そろそろ、ケンカと別れたかったのが本音だ。


卒業間際にバカな事してたくねぇし…。


難点が人数を把握出来てない。


咏斗達だけに行かせて、ボロボロになんのも後味が悪過ぎる。


「………行くか」

「ありがとうございます!それに、ヤツらの狙いはスバリ駆琉さん」

「俺?なんで?」

「ヤツらも今年で最後。ケンカ最強のヤツを倒したいに決まってるじゃないですか」



付き合ってられっかよ……。


これが絶対に最後のケンカだかんな。