負けじと想乃は上目遣いで甘える攻撃。
そんなのに負けて溜まるかよ。
「お願いしますっ!可愛い彼女を助けて下さい!駆琉様!」
「無理。努力してから助け求めるもんだろ、普通」
「うぅ〜……駆琉しか頼れる人いないの!」
「知らねぇ。そんな暇あんなら求人広告でも見とけ」
明らかにシュンとした表情。
俺から離れて俯き気味に黙り込んだ。
ヤベー………俺は想乃に甘いかも。
「マジで就職先ねぇの?」
「うん。……頑張って探してみる。それから駆琉に頼る」
「…4月までに履歴書書いて俺に渡せ。親父に掛け合ってやる」
「駆琉の会社で雇ってくれるの!?」
「親父がオッケー出せばな」
「本当に、本当に………ありがとう!」
その笑顔は反則だ。
想乃が泣き虫で甘えん坊になってるのは、俺が原因かもしれない。
俺って親バカならぬ、彼女バカ…?

