猛獣な俺様の溺愛




男二人に掴まれた腕を必死に振りほどこうと暴れても無駄。


疲れて息が乱れるだけ。


「離しなさいよっ!ヤダ!!」

「うるせーなぁ……少し黙れよ…!」

「…っ、うっ……」


男に思いっきりお腹を殴られた。


痛い………


気持ち悪い…!



汚い床に雑に放り投げられて、あたしは身体中を強く打った。


どうしよう…痛いよ……。


「思った以上に暴れるね〜この子」

「浜崎っ……どうする気?まだ駆琉の腹いせするの!?」

「あーもうほんとうっさい。俺、騒ぐ女の子嫌いなんだよねぇ〜」

「はっ、離して!」



そんな風に暴れて抵抗してた時だった。


1人の男がヘラヘラと笑いながら、バットを引きずり歩いて来た。


これはマズイかもしれない。



駆琉…!!


助けて!!



「少しだけおとなしくしてもらおっか〜。大河駆琉の大事な大事な彼女さん♪」

「や、やめて……」

「あっ、おい!待て!」


身体中痛いけど走って逃げた。


どこに逃げれば良いかなんて知らないよ……


でも、ここから逃げなきゃ危ない!