猛獣な俺様の溺愛




動揺して赤面してるチビ。



あー………


風邪引いたら、普段言わねぇことも口から簡単に滑る。


マジねぇわ………。


「か、かかか可愛い…可愛い!!」

「忘れろ。クソチビ」

「忘れるわけないじゃん!でも、今度は鼻声じゃない時に聞きたいなっ」

「ぜってー言わねぇ」


嬉しそうな顔で、俺の指先を握る。


想乃の冷たい指先が俺の体温を下げてくれる気がした。



起き上がってて、ほんとはダルいはずなのにな……。


想乃のくだらない話聞いてたら、自然とこっちまで元気になる。


「駆琉…」

「ん?」

「寝なくていいの?まだ、体調悪いんでしょ?熱は?」

「微熱程度だから大丈夫。俺の心配より、自分の心配しろ」

「だって!自分の体よりも、駆琉のこと大切だもん……」


微熱程度なんて嘘だけども。


天然で可愛いことぶっこんでくんのやめろっての……。


めちゃくちゃ可愛くて焦る。


熱出してなきゃ、完全に襲ってた。


「ほーら!ちゃんと寝る!」

「想乃、一緒に寝てくれんの?」

「なわけないでしょ変態!」


変態呼ばわりっスか……。