猛獣な俺様の溺愛




こまめに俺の額に乗ってる冷たいタオルを取り替えたり、水持って来たり。


申し訳ないぐらい看病してくれる。


繋いでる手が冷たくて気持ちいい……。


「駆琉。寝苦しくない?寝られそう?」

「ん……寝られる…」

「それならよかった。お腹空かない?」

「全く空かねぇ」

「…そっか〜」


こんなんじゃ、逆に想乃が体壊しそう。


側にいてくれんのは嬉しいけどさ。


「想乃も寝るか?一緒に…」

「駆琉が熱出してるからって、駆琉ママが隣の部屋にお布団敷いてくれたの」

「あっそ…」

「だから、もしもツラくなったら電話して呼んでね?」

「あぁ、分かった」


期待した俺がバカみたい。


ま、想乃に移ったら困るからそれで良いような……


悪いような。



懸命な看病のおかげで爆睡。


一回も目が覚めないで寝続けられたのは久しぶりだ。


ただ、目が覚めた時には想乃はいなかった。


めちゃくちゃ喉渇いたから、ふらつく足でリビングに降りる。


「おう、駆琉!おはよ〜」

「…はよ…。母ちゃん」

「ん?何?」

「想乃は?」

「学校行ったよ〜!平日だし!」


……今日、学校か。