放課後に寄った想乃の家。
金曜日の今日は泊まる日。
「駆琉またケンカしてるの?」
「なんで分かった?」
「分かるに決まってるじゃん…。手、ケガしてるし噂で耳に入る」
「トップの座守ってるだけだから」
「あんまり、ケンカしないでね?」
困った顔で、傷だらけの俺の右手を包み込んだ。
心配かけてんのは、悪いと思ってる。
マジでごめん………。
「よしっ!今日の晩ご飯何食べたい?」
「想乃食べたーい」
「おふざけナシ!禁止!」
「本気なんだけど。少しだけ…」
「いっ、ちょ、ぎゃー!!」
簡単にソファーに倒れてくれた。
騒ぐ口を塞ぐようにキスをすれば、すぐに大人しくなる。
「肯定って受け止めっけど…」
「ダメ…シャワー浴びたい……」
「そんなの気にしねぇから」
「あたしは気にする…うわぁっ…」
軽い想乃を抱き上げてベッドに降ろした。
ケンカだとか、トップだとか。
そんなのから解放された時の俺の癒し。

