大きくパッチリとした目力のある瞳。
キレイに筋の通った鼻に薄い唇。
どんな女の子もコロッと簡単に落としてしまいそうな声。
サラッとしたマダラな茶髪。
イケメン………。
まだ、15、6歳なのに顔整い過ぎ!!
「あの…ケガとかしてません?」
「あっ、あたしは大丈夫!ありがとう!」
「いえ。困ってる人は見捨てられないので…。先輩…」
「へ?」
「名前聞きたいです。俺…先輩の名前知りたい」
そんな切なそうな目で見詰めないでよ!
可愛い〜……。
「西原想乃って言います!」
「想乃さん、か……。俺は内柴咏斗(ウチシバ エイト)」
「内柴くん…」
「ヤダ。俺、想乃さんに名前で呼ばれたいです」
「咏斗くん!」
「はい。よく出来ました」
優しく撫でられた頭。
さっきの怖い雰囲気とは真逆な、ふわっとした笑顔。
カッコイイ〜!!
でも、あたしには駆琉がいる。
駆琉を考えると、イケメン咏斗くんも霞んで見えちゃう。
お礼はしっかりしてすぐに教室へ戻った。
心配性な慧にはうまく言い訳。

