まだ諦められない。



大城先輩に渡したくない。



葵は特別。



私は別れ話をされた残りの夏休みずっとそれだけを考えていた。



2学期、葵に会ってもひたすらせがんだ。



「 葵! まだ夏休み中に言われたこと納得できないよ! なんで!? 」



「 ……そのまんまだよ 」



しつこいことなんて分かってる。



けどー……



中庭でこんな大きい声をだしてるから私と葵は周りの人にジロジロと見られる。



みっともない。



私、なにしてんだろ。



ただの、めんどくさい女じゃん……



まるで、この前私を恨んできた女子たちと一緒……



「 ……葵。別れるよ 」



意を決してその言葉をつぶやいた。



そう言うと葵は久しぶりに私と目を合わせた。



「 え? 」