葵……?



「 俺のせいで彼女さんに怪我させてしまってすいません。頬が腫れてるので……冷やしてやってください 」



葵は重い口調で岩永先輩にそう言った。



その瞬間、私もバッと岩永先輩にお辞儀した。



葵だけに謝らせたくない。



「 ……っ、私のせいです!私がっこんなことになってたから先輩は…… 」



そう思うとポロポロと涙が溢れる。



なんてダメな彼女なんだろう。



葵の、元カノに守ってもらうなんて。



「 ……え、二人とも顔上げて 」



岩永先輩にそう言われ顔をゆっくりあげるとニコッと優しい笑顔をしていた。






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