私が何もできずにギュッと目を瞑ると大城先輩が叫んだ。



「 ……殴りたいなら殴ればいいよ。でもただのあんたらの恨みで何もしてない里愛ちゃんに危害を与えるのは許さない! 」


その瞬間、私は目を開けた。


その言葉に心が揺らいだ。



ここまでして私を考えてくれるなんて……どれだけいい人なんだろう。



でもそんな言葉で相手が止めるはずがない。相手は瞬間的に拳を振り上げた。


「 ただの外野がうるさいのよ! 」



先輩が……殴られる!



「 先輩! 」



バコッ


その時、一瞬で先輩の顔が横に向いた。



「 ……った 」