無自覚な彼女



その女は


しゅっとした小さい顔に白く透き通るようなきめ細かい肌。
でかくて黒目がちなぱっちり二重の目。
まつ毛なんて顔に影ができるくらい長くて、濃い。
頬は少し赤みがかかり、唇はさくらんぼみたいな赤く綺麗な色で濡れているように潤ってる。
腰よりも少し下まで伸ばしてある長い黒髪はつやつやのさらさら。

背は小さく見えるがスタイルが半端無くいいと思う。
抱きしめたら折れるのではないかという華奢な体からは想像もつかないでかい胸。


赤くなった顔を隠すのにその女から顔を背けた。



マジかよ……この女自分のものにしてえ。







その帰り……────





「え!まさかあの遊び人のお前が!?一人の女を好きになったのか!?嘘だろ‥」


龍の言葉に苛つき「………うるせえな」と睨んだ。


「めっちゃウケる!いいねぇ、その恋する男的な雰囲気」

「黙れ」


まぁ、龍が驚のも無理ねぇか。


俺だって別に女に困ってたわけじゃねーし。てか、言い寄ってくる女ばっか。


別にヤらしてくれればどーでも良かったし。



まず好きになった女なんか一人もいねぇ。


でも、愛河瑠花だけはほしい。

絶対に俺のものにしてやる。



「でも、お前がな~!確かに瑠花ちゃんめちゃめちゃ可愛いよな!ありゃー、学園一だろ!入学式でも騒がれてたし!でも、俺は凛香ちゃんの方が好み~。なんつーか、美人なのもそうだけどあの、人にがつんっというとことかさ~たまんない!」



「てめぇの話はどーでもいいんだよ」

「俺の話も聞けよ!」