翔樹side





俺は、会社の部下から恐れられている。








と言っても、恐れられているのは多分奴だけ。









高坂姫歌。








会社のアイドル的存在の奴は、俺の部下であり、弟子的な存在でもある。









入社当時、あいつは一際目立つ存在だった。








けれど、俺はあいつの存在をもっと前から知っている。