私が異様に智也さんを求めるもんだから、お兄ちゃんは渋々ながら。 「あやちゃ~ん。来たよ~」 電話して呼んでくれた。 愛しくて、恋しい彼を。 「智也さん……」 ソファーから起き上がり、フラフラした足取りで歩いて、智也さんの胸に飛び込んだ。 安心する。 落ち着く。 やっぱ私、頻繁に智也さん補給してないとダメだ。