【智也side】 「おーそーいー!」 「静かにしろ!」 純が持っていた漫画で、頭をポンッと叩いた。 「だってぇ……」 チラッと時計を確認。 学校はとっくに終わってる時間。 本来なら、もう来ててもいい時間なのに。 「あやちゃんにも、何か用事があるんじゃない?」 受付のカウンターで純は漫画を読みふけってる。 「そうかもしれないけど……」 僕は待合室のソファーに座って、暇だから足をプラプラ。