あやちゃんを抱えて、とにかく病院まで走った。
当然周りの人は皆、チラチラとこっちを見ていたが気にせず走った。
こんなに全力で走ったのって何年ぶりだろ……。
必死に走って、病院に到着。
「せっ……先生!?大変です!!もうすぐ生まれそうなんです!!」
診察室に駆け込んだら、先生はすっごい驚いた顔をした。
すぐに分娩室に運ばれて、一方の僕は待合室で待機。
荒くなった呼吸を整えて、お腹の子が無事に生まれてくることを祈った。
あ……安産祈願のお守り、持ってくるの忘れた……。
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