「お前何なの!?その気にさせるような態度取り過ぎだから!!服が似合ってるとか、手繋ぐとか、完璧デートだろ!!おまけに何キスなんかしてんだよ!!ったくお前って奴はどんだけ罪な男なんだよっての!!」
純は一気に言った後で、はぁはぁと息を切らしてた。
おまけに周りの人がみーんなこっちを見てた。
「純!!場所をわきまえて!?」
とりあえず、あやちゃんを僕の横に。
そして純を夏依ちゃんの横に座らせた。
「で、何で僕は罪な男なの?何も悪い事はしてないけど……」
と言ったら、みんな苦笑いした。
「えっと……夏依ちゃんさ、直球に言うけど智也はこう見えて既婚者だから、むやみにキスするのは……ね?」
純は苦笑いしながら、やんわり夏依ちゃんに注意した。

